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スーパーGTニュース

投稿日: 2010.03.24 00:00
更新日: 2018.02.15 18:53

【motoyama.net】2010 Super GT RD1 鈴鹿300KMレース決勝レポート


2010Super GT RD1 鈴鹿300KMレース決勝レポート

3月21日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:14℃ 路面温度:19℃(決勝開始時)

 2010年のスーパーGT開幕戦、決勝が鈴鹿サーキットで行われた。

 この日の鈴鹿サーキットは、前日の穏やかな春の陽気から一転。冷たい強い風が吹き荒れ、大量の黄砂が舞うという、荒れた天候となる。また午後になり、レース前のウォームアップ走行が開始されると同時に突如雨が降り出すなど、レースでも何やら波乱が起きることを予感させた。

 ウォームアップが終了すると雨はピタリとやみ、路面は急速に乾いていく。先行きの不安は残るものの、全マシンがドライタイヤを装着しレースはスタート。

 3番グリッドの23号車「MOTUL AUTECH GT-R」はブノワ・トレルイエがスタートドライバーをつとめた。そしてスタート直前にまたもや雨が降り出したことにより、やはり序盤から波乱が続出。オープニングラップでポールのマシンが最後尾まで後退した他、上位の順位は激しい変動を見せる。

 23号車は1周目に一つ順位を下げると翌周の1コーナーではコースオフを喫し、5位に後退。決勝をシミュレーションした朝のフリー走行では4位とまずまずだったが、路面の状況が大きく変わったこともあり思いのほかペースを上げることが出来ず、苦しい展開となる。

 11周目には1コーナーで2台が激しくクラッシュし、セーフティカーが出される。23号車にとってこれは、順位挽回の大きなチャンスであった。ところが16周目の再開後、8位にまで後退。ここでチームは早めのピットインを行い長い後半スティントが本山哲に託されたが、以降もペースが上がらず、苦しい展開から好転することはなかった。

 しかし本山はそんな状況の中にあっても決して諦めることなく、粘り強くチェッカーまで走りきり、8位フィニッシュ。3ポイントをもぎ取った。

 期待された23号車の“開幕ダッシュ"はならなかったものの、昨年も悪い状態から一気にタイトル争いに登りつめていることでチームは既に第2戦を視野に入れている。2週間後に迫る岡山で、新パッケージの実力はきっと開花するはずだ。

本山選手のコメント
「3位スタートから順位を落として行くレース展開となってしまい、応援してくれた皆さんの期待に応えることが出来ず非常に残念に思います。この開幕戦は23号車にとって、タイヤメーカーとエンジンという、マシンに大きな変化があった中での始めてのレース。悪コンディションだったこともあり、いろいろと予想できなかった部分もありました。しかしこのデータを今後に活かし、必ず結果を残して見せますので、次戦も応援よろしくお願いします」


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