アメリカ・ロサンゼルスで6月11日から3日間開催されているゲームの祭典『E3』のなかで、PS3専用ソフトとして今年12月にリリースが予定されている『グランツーリスモ6(GT6)』の新たなコンセプトムービーが公開された。
グランツーリスモシリーズは、そのリアルな挙動とリアリティあるグラフィックに加え、収録車種の多様さなどからゲームファンのみならずレースファンや自動車ファンからも人気を博す“リアルドライビングシミュレーター”だ。1997年に第1作発売から15年が経った今年、最新作となるGT6がリリースされる予定だ。
今作では、テクニカルパートナーとの提携によって、シミュレーションやグラフィックエンジンが更なる進化を遂げた。横浜ゴムの協力で新たなタイヤモデルが導入されているほか、サスペンションメーカーとの提携によりダンパーの精度が大幅に向上。また、物理モデルを一新したことで、よりリアルなマシンの荷重移動や姿勢変化などを実現するとともに、強化されたレンダリングエンジンで更なる映像美を獲得した。
公開となったコンセプトムービーには、昨年のル・マン24時間に登場し話題をさらったニッサン・デルタウイングも登場。また、シボレー・コルベット スティングレイやBMW Z4 GT3、メルセデスベンツSLS AMG GT3、アウディR8 LMS ultraのほか、ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦したニッサンGT-R ニスモ GT3など、今作から新たに収録される最新のマシンの走行シーンが収められており、グラフィックや物理エンジンの向上によりサスペンションの伸縮までもがリアルに再現されている様子をうかがうことができる。
また、E3では、GT6の新たな収録ロケーションとしてスペイン・セビリアの巨大な太陽熱発電所『ゲマソーラー』や、60年の歴史を持つカリフォルニアのサーキット『ウィロースプリングス・レースウェイ』、そしてアルプス山脈の名峰『マッターホルン』を望むオリジナルコースの3種類も公開。これらのロケーションも、ムービー中に登場している。
公開されたコンセプトムービーや最新情報は、グランツーリスモのWEBサイトGranTurisumo.comで確認することができる。