10月10日〜12日に、ツインリンクもてぎで開催された二輪最高峰MotoGPの日本グランプリ。このレースから、もてぎのロードコースメインストレートに沿ったスーパースピードウェイ上に、『ビクトリースタンド』と名付けられた特設スタンドが登場した。

 1997年に誕生したツインリンクもてぎは、ヨーロピアンスタイルのレースを行うロードコース、アメリカンスタイルのレースを行うスーパースピードウェイを併設し、どちらのレースも行うことができるというコンセプトの下作られたコース。ただ、2011年の東日本大震災で地盤に沈下隆起が発生。スーパースピードウェイはその後、国際レースには使用されていない。

 もてぎはロードコースのメインストレートを挟みスーパースピードウェイのピットレーン、スーパースピードウェイのストレートを挟んでいるためグランドスタンドが遠く、ストレートを走るレーシングカーの迫力にはやや欠けていた。そんな中、MotoGPの日本グランプリから登場したのが、このビクトリースタンドだ。

 ストレートを走るマシン、エキゾーストノートを体全体で体感することができるビクトリースタンドは、スーパースピードウェイのピットレーン上に仮設スタンドを設置。約8400席を収容する。長さはピットボックスの最終コーナー側の向かいから、1コーナー〜2コーナーを見渡すあたりまで伸びる。MotoGP日本グランプリに加え、11月15日〜16日のスーパーGT第8戦でも使用される予定で、スバル応援席やARTA応援席、ホンダ応援席が設けられるほか、一般の指定席エリアもある。

 そんなビクトリースタンドだが、MotoGP日本グランプリでの実際の眺望をお届けしよう。ストレートとはフェンスを挟み、スーパースピードウェイの作業エリアが間に入ってはいるものの、やはり通常のスタンドに比べてストレートの近さは段違い。

 特に、1コーナーではブレーキングから2コーナーに抜けるまでが一望でき迫力満点。もてぎの1〜2コーナーは抜きどころのひとつで、スーパーGTでは多くのドラマが見られそうだ。また、二輪よりも四輪、それもハコ車ではボディそのものが大きく、さらに迫力が増すかもしれない。ピット作業を見ることができるのも魅力だ。

 また、ビクトリースタンドと通常のグランドスタンドの間のスーパースピードウェイ上に、ホスピタリティガーデンというエリアも設けられている。ここはベンチ等も用意され、移動式のキッチンカーが並び食事を楽しむことができる。なお、通常のグランドスタンドは下部B席がビクトリースタンド設置のため観戦できないのでご注意を。

 チケット等の詳細情報は、ツインリンクもてぎホームページ(http://www.twinring.jp/supergt_m/)まで。MotoGPでは完売だったとのことで、チケットはお早めに。なお、スーパーGTの予選日は自由席として解放される。

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