ツインリンクもてぎを運営するモビリティランドは11日、東北地方太平洋沖地震の影響で被害を受けたロードコース、スーパースピードウェイの被災状況と復旧目標について発表。また、安全が確保されたハローウッズやホンダコレクションホールの営業を16日から再開すると明らかにした。

 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では、栃木県茂木町にあるツインリンクもてぎもで広い範囲において被害を受けたため、最大限の安全を確保するためすべての営業を休止。復旧作業が行われてきた。

 特に、スーパーGTやフォーミュラ・ニッポン、MotoGPなどが行われるロードコース、インディカー・シリーズが行われるスーパースピードウェイは一部に路面のうねりや亀裂が発生するなどの被害が発生。ツインリンクもてぎによれば、プロドライバーやライダーの協力を得て実際の走行による安全チェックを実施した結果、レーシングスピードによる走行が困難な箇所が多数指摘されたという。

 また、併せて専門家による測量を実施したところ、ドライバーやライダーに指摘された箇所には地盤の沈下や隆起が認められ、その規模は最大で18cmであることも確認された。さらに、ファンが多数詰めかけるグランドスタンド最上段のVIPスイート等の建物にも壁面の損壊が認められ、利用できない箇所があった。

 モビリティランドでは「現在、早期の営業再開を目指し、施工方法・工程の確認を進めておりますが、規模の大きい工事を必要とする復旧作業にあたっては、資材調達や作業要員の確保に支障をきたすところもあり、万全な状態への復旧には、相当の時間を要する事が予想されております」として復旧作業に当たっているものの、営業再開は6月頃になりそうだとのこと。

 一方で、同じく復旧作業が行われてきたモビパーク、ハローウッズやホンダコレクションホール、アクティブセーフティトレーニングパーク、ホテルツインリンク、北ショートコース、南コース、マルチコース、ダートコースは、4月16日(土)から営業を再開することを決定。一部営業再開においては、『がんばろう日本』の活動として、これまで実施してきました地域への救援物資提供や、施設内の節電などを継続するとともに、来場者からの義援金の受付や特別営業料金の設定などにより、被災地の復興支援に繋がる取り組みを行っていくとのことだ。

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