ハイミ・アルグエルスアリは、トロロッソから放出されたものの、自身のF1キャリアはこれで終わりではないと語った。
2年半にわたりトロロッソからグランプリに出場したアルグエルスアリは、2012年も残留する可能性が高いとみられていたが、チームは新人のダニエル・リカルドとジャン-エリック・ベルニュを起用することを決め、アルグエルスアリとセバスチャン・ブエミはシートを失うことになった。
F1SAによると、通信社EFEに対してアルグエルスアリは、2012年のレースシートを見つけるのは「きわめて難しい」と認めながらも、希望を失ってはいないと語ったという。
「可能性を探している。いくつか選択肢があるので、じきに何らかのニュースがあるだろう」とアルグエルスアリ。
「これから新しいステージに入る。僕はまだ21歳だ。19歳からトロロッソに所属し、頑張って自分の仕事に取り組んだ。(今年は)いいシーズンを送れたと思う。悪くなかった」
「恨みのような感情はない。怒ってもいないし、悲しんでもいない。むしろ逆で、彼ら(レッドブル)が僕に対してしてくれたことすべてに感謝している。彼らは僕をF1にデビューさせてくれた。もちろん僕は今後も続けたい」
「僕は成長しなければならない。この決定がいいとか悪いとかの判断はしたくない。ポジティブなメッセージを受け取りたい。どんな悪い状況でも何か希望があるものだ」
「(将来についての)ニュースがじきにあるはずだ。トロロッソにいた時よりむしろリラックスしている。F1でのキャリアがここで止まるとは思わない」
EFEは、HRTが彼をペドロ・デ・ラ・ロサのチームメイトにする気があるのかどうか、2012年のレッドブルの公式リザーブドライバーになる可能性があるのかどうかについて、アルグエルスアリは分からないと述べたと伝えている。