イタリアGP終了時点で新品エンジンを残していないフェラーリのフェルナンド・アロンソだが、残り5戦を戦うにあたりエンジンの心配はしていないと語っている。
アロンソはイタリアGPでの優勝でランキング3位に浮上し、タイトル争いに踏みとどまったが、ポイントリーダーのマーク・ウエーバーが新品エンジンを2基残しているのに対して、アロンソは8基すべてを使用しており、新品は全くない状況だ。
今季のレギュレーションでは、ドライバーは1シーズンで8基エンジンを使用でき、これを超える場合には1基につき10グリッド降格されると定められている。
タイトル争いを行っている5人のドライバーのうちすでに8基すべてのエンジンを使用しているのはアロンソだけであり、不利な状況に見えるが、彼は心配していないと語ったと、Motorsport.comが伝えている。
「エンジンのことを心配する理由なんてないよ。僕らのエンジンはまだ使えるものだからね。それに、1周の大半を全開で走るコースはもうない」 アロンソはそう語ったとO Estado de S.Pauloが報じている。
シンガポールではアロンソのマシンにはベルギーGPで使用したエンジンが搭載される予定だという。
「(シンガポールは)ストリートサーキットで、エンジンがそれほど重要ではない」とチーム代表のステファノ・ドメニカリは述べている。
ライバル、マクラーレンのプリンシパルレースエンジニア、フィリップ・プリューは、フェラーリのエンジン問題について次のようにコメントしている。
「金曜にユーズドエンジンを使う際に、走行に影響が出るだけだと思う。残念ながら、これによって我々が有利になるようなことは一切ないだろう」