フェラーリのフェルナンド・アロンソは、チームメイトであるフェリペ・マッサのパフォーマンス向上がチーム全体の底上げになると考えている。
マッサは、F1マレーシアGPの予選で3番手につけたアロンソを上回る2番グリッドを獲得し、昨年のアメリカGP以降、4戦連続でチームメイトをアウトクオリファイすることに成功した。
フェラーリの明確なナンバーワンこそアロンソだが、彼はマッサのペースアップを大いに歓迎している。
「チームにとって最高のニュースだ」とアロンソ。
「我々は、ふたりのドライバーが競争することによって情報を共有し、持ちえるデータをすべて比較、分析する必要がある」
「チームにとっていいニュース以外の何物でもない。我々自身を限界へとプッシュしている」
さらにアロンソは、以前のマッサが様々な不運によって真のポテンシャルを発揮できていなかったとも語っている。
「我々が激しい接戦を演じるのは、これが初めてのことではない」
「同様に過去3シーズンも非常に接戦だった。しかし、フェリペは時に不運やアクシデント、メカニカルトラブルなどに見舞われることがあったので、結果としてはそう見えなかった」
一方で、当のマッサは今年のF138の力強いパフォーマンスが本来の力を取り戻すことにつながったと感じているようだ。
「今シーズン、ドライブしているマシンはとても好きなんだ。快適だと感じる時は、常にいいラップを刻むことができる」
「自分がどれくらいのスピードを発揮できるかは理解しているし、それは過去に何度も示してきた」
「自分自身を信じているし、今はチームと僕が互いにいい方向に進んでいると思っているよ」
アロンソは、さらにフェラーリがすべての状態で競争率が高くなると思います。
「マシンは、すべてのコンディションでうまく機能している。空から来るものを恐れていない。何がきてもそれを利用し、コンデペティティブに戦えるようになりたい」