2011年F1カナダGPの土曜予選で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは2位、フェリペ・マッサは3位だった。
■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
フェルナンド・アロンソ 予選2位
フロントロウを獲得したのは本当に久しぶりだ。2010年のシンガポール以来だよ。フェリペがすぐ近くのグリッドにつけたことも嬉しい。サーキットのスタッフ、ファクトリーのスタッフ全員がマシンパフォーマンスを向上させようと頑張っており、そのチーム全体の仕事がうまくいったということだ。僕らがコンペティティブであることを証明するのが重要だったが、それができたと思う。
Q3では、最初に1周だけ走ってその後3周走るのか、走行において周回数を均等にするのか、戦略に関して確信が持てない部分があったが、どちらが本当にベストの選択肢なのか判断するのは難しい。
この手のサーキットは、空力ダウンフォースが他ほどは重要ではないため、僕らの弱点が多少隠されているのは確かだけれど、ここに持ち込んだアップデートが予想どおりに機能したことも事実。これは今後の選手権において重要だ。トップ争いに加わっていきたいと思っているからね。
明日は雨になるかもしれない。それによってレースは通常より混乱する可能性がある。いかなるチャンスも最大限に利用できるよう、準備を整えておく必要がある。スタートからレッドブル勢にプレッシャーをかけるつもりだし、マクラーレンが強力だろうことも分かっている。彼らのリヤウイングはウエットコンディションの方により適しているかもしれない。
フェリペ・マッサ 予選3位
今週末はここまでとてもうまくいっている。常にコンペティティブで、ついにいいグリッドからスタートできることになった。明日は天気が変わるかもしれないから、あらゆる不測の事態に対処できるよう準備しておく必要がある。昨日からマシンのハンドリングには満足できているし、レースにはかなり自信がある。チームはいい仕事をしてくれている。よくない結果が続いたけれど、今回でその流れを終わりにしたい。レッドブルとのギャップがここでは縮まっているのは心強い。今後に向けてもね。このコースでのレースはとても厳しいことは分かっているが、これまでの状況からして僕らのマシンは予選より決勝での方が強力だ。レッドブルは当然だが、マクラーレンも明日はかなり手ごわいだろう。表彰台に立てれば素晴らしいし、優勝争いができたらもっといいね。雨が降ったらどうなるかって? いい質問だね。今年はウエットで本格的に走る機会がこれまでなかった。さらにこのコースではほんの少し滑っただけで大きなつけを払うことになる。だからかなり慎重にいくことが重要だよ。