2012年F1シンガポールGPの日曜決勝で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは3位を獲得した。
■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 決勝=3位
最終的にはうまくいったけれど、絶対にこんな調子で続けていくわけにはいかない。この2戦のように、一番近いライバルが常にリタイアするわけはないし、昨日の予選のようなことをこのままシーズン終わりまでやっていくことはできない。僕らのパフォーマンスはトップから1秒も遅かったんだ。
コース上では、チームの素晴らしい仕事のおかげで、ミスを少なく抑え、あるいは全くミスをせずに、自分たちの状況を最大限に活用している。その点においては、僕らは今の順位にふさわしいと言える。
今日は主なライバルたちの3人か4人との差は広げることができた。それはポジティブだった。
おそらくここは僕らにとって一番苦労させられたサーキットだったと思う。韓国とアブダビにも一部似た特徴があるが、その時までには僕らが速さを手に入れ、マシンを改善する方法を見つけ出しているよう願っている。
スタートは今シーズンの中ではあまりいい出来ではなかったけれど、幸いすぐにディ・レスタからポジションを奪い返すことができた。最初のピットストップの後、トラフィックの中で走る羽目になった。タイヤのデグラデーションが大きくなりすぎているのを感じ始めていたため、ピットに入ることにしたんだ。ソフトタイヤでの方が競争力は高かったけれど、2回目のピットストップの後にセーフティカーが出動し、それがバトンとベッテルに有利に働いた。リスタート直前に、彼らふたりが接触しそうになり、その影響で少しロスした。ステアリングのセッティングを変えているところだったんだ。その時点ではもう1回ピットストップする必要が出てくるのかどうか分かっていなかった。でも2度目のセーフティカーが出動し、何人かがピットに入り、僕らはステイアウトすることを決めた。終盤タイヤデグラデーションに苦しむことになるのかどうかは分からなかったけれど、結局はそういうことにはならず、楽に表彰台をつかむことができた。
肉体的に本当にタフなレースだった。シーズンの中で一番消耗するレースなのは間違いないよ。この暑さと高い湿度の中で約300kmを走るというのは、本当に負担が大きい。