2011年F1マレーシアGPの土曜予選で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは5位、フェリペ・マッサは7位だった。
■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
フェルナンド・アロンソ 予選5位
オーストラリアでは速さが足りなかったが、ここマレーシアでも同じだ。少なくともポールポジションを争えるだけの速さはない。この2戦を見ると、冬の間に僕らよりいい仕事をしたチームがふたつあり、僕らがパフォーマンスを向上させなければならないのは明らかだ。誰の目にもはっきりしている。
僕らはクオリティーを上げ、前との差を縮めるためにアグレッシブに開発を進めていく必要がある。それと同時に冷静さを保ち、集中し続け、その間に訪れたチャンスはすべて最大限に利用して、できる限り多くのポイントを獲らなければならない。チャンピオンシップは長い。去年は1戦1戦状況が変わり続ける可能性があることが分かった。だから今日の5位はポジティブな結果だと思う。
明日は、特に雨が降った場合には、いろいろなことが起こりうる。昨夜、そして今朝FP3の後、セッティングを変えて昨日よりマシンが乗りやすくなった。グリッドはコースのクリーンな側で、それは悪い材料じゃない。
レースの予想をするのは難しいね。昨日はタイヤのデグラデーションがとても大きかった。だから3回か4回のピットストップが必要になるかもしれない。メルボルンの日曜にはマクラーレンに近いペースを発揮できたし、ウエーバーと戦うことができた。でもメルボルンの予選では、マクラーレンとの差はここよりも小さかったからね。
フェリペ・マッサ 予選7位
楽な予選ではなかった。トップ4のタイムを見ると特にね。僕らはライバルたちと戦ったが、明日は守りのレースになるだろう。戦略に関しては、ドライなら3回か4回ストップになるだろう。雨になれば何が起こるか分からないから、あらゆる事態に備える必要がある。今日望みうる最高の結果は5位だった。僕は完璧なラップを走れなかったこともあってその結果を出せなかったけれど、少なくともコースのクリーンな側からスタートできる。僕らに空力ダウンフォースが足りないことは分かっている。対策に取り組んでいるが、ある程度の進歩を実現できるまでは上位は争えないだろう。