2011年F1マレーシアGPの金曜プラクティスで、フェラーリのフェルナンド・アロンソは1回目9位/2回目9位、フェリペ・マッサは1回目6位/2回目6位だった。
■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
フェルナンド・アロンソ フリー走行1=9位/2=9位
今日一日から判断すると、難しい週末になりそうだ。だがトップに近づけるよう全力を尽くすよ。今日は作業がうまくいかず、マシンのいいバランスを見つけるのに苦労した。どうやって改善するか、今夜検討する。天気が不安定でタイヤのデグラデーションが大きい、こういうコースでは、上位争いにおいてはたくさんの要素が関係してくるだろう。最速なだけでは十分じゃない。午前中は、なぜオーストラリアで期待したとおりのパフォーマンスが発揮できなかったのかを理解するため、空力の作業に取り組んだ。もしメルボルンで速かったとしても、やるべき仕事はあっただろうけどね。まだシーズンは始まったばかりだ。僕らには優勝やポールポジションを争えるだけの速さがない。でもだからといって諦めなければならないということではない。逆に、僕らよりいい仕事をしているライバルとの差を早く縮めるために、こつこつと努力を積み重ねていかなければならない。
フェリペ・マッサ フリー走行1=6位/2=6位
もっと速さがあることを当然期待していた。特に明らかに前にいる2チームとの比較においてね。でも今夜から明日の間にマシンを改善するために何ができるか見てみよう。グリップがあまりなく、タイヤのデグラデーションがとても大きい。2回目のセッションの終盤にはおそらく皆燃料をたくさん積んで走っていたと思うけれど、問題を抱えていたのは僕らだけじゃないはずだ。決勝でドライになれば、正しい戦略を選ぶのはとても難しい仕事になるだろう。ソフトタイヤの方が性能がよく、圧倒的にグリップも速さもある。でもデグラデーションが大きい。ハードの方が遅いようだが、最初はこっちの方が安定している。ただ、安定した状態は長くは続かない。今週末は何が起こるか分からないが、それに向けて準備しなければならない。この2日、予選と決勝のスタート予定時刻には雨が降っていた。明日、あさっても雨が降るなら、何が起きてもおかしくないよ。