ヘレスF1合同テスト4日目最終日の31日、フェルナンド・アロンソが引き続きフェラーリF14 Tで走行、今週のテストを締めくくった。
午前中は雨、午後には曇りで時々小雨が降るという天候の中で、アロンソはセッション開始直後からコースに出て、周回を重ねた。大部分のチームがインターミディエイトタイヤで走るなか、アロンソはウエットタイヤで走行、昼前にインターミディエイトでロングランを始め、午前のトップタイムをマークした。
アロンソは午後にはセットアップの調整などに取り組み、この日は合計115周を走行、1分29秒145で2番手となった。
「忙しく、とても厳しい一日だった。その中でたくさんの周回をこなせた。それこそが1回目のテストの真の目的だった」とアロンソ。
「ウエットタイヤの挙動を明確に理解するのは難しかった。路面コンディションがダンプとドライの中間ぐらいだったので、インターミディエイトのパフォーマンスを評価するには最悪の状態だったんだ」
「午後は順調に進み、さまざまな空力およびメカニカル仕様を試し、たくさんのデータを集めた。このデータはマシンの開発作業を進める上で役に立つだろう」
4日間のテストの中で、周回数ではアロンソは全ドライバー中、2番手の173周を走行、フェラーリはメルセデスに次ぐ251周を走りこんだ。