フェラーリのフェルナンド・アロンソは、2011年シーズンに向けて最も警戒しているライバルはミハエル・シューマッハーだと述べた。
昨年F1に復帰したシューマッハーは、メルセデスGPのマシンのパフォーマンス不足もあったが、チームメイトのニコ・ロズベルグにもかなわず、周囲が予想したほどの結果を出せずに終わった。
しかしアロンソは、シューマッハーはいいマシンに乗れば力を発揮するはずだと考えている。
「今5人のワールドチャンピオンがいるが、僕にとって最も警戒すべきチャンピオンは、いつもミハエルだ」とアロンソは、13日、フェラーリが参加するイベントWrooomにおいて、メディアに対して語った。
「1月の今の時点で僕がひとり選ばなければならないとしたら、ミハエルを選ぶ。彼は7度チャンピオンになっており、証明すべきものはない。(昨年は)厳しいシーズンを送ったけれど、彼がチャンピオンであることに変わりない」
「彼は今も一流だ。マシンがよければ、トップを争えるだろう」
しかしアロンソは、チームメイトのフェリペ・マッサが一番のライバルになることが望ましいと述べた。
「僕らのマシンが他のチームより優れていて、一番のライバルがフェリペになったらいいね」
「間違いなくセバスチャン(・ベッテル)はチャンピオン候補だ。彼は経験を積み、何か起こった瞬間にも冷静に対応できるだろう。去年よりいい走りをし、僕らにとってより警戒すべき存在になるだろう。それからマクラーレンもチャンピオン候補だと思うよ」