2012年F1ヨーロッパGPの日曜決勝で、フェラーリのフェルナンド・アロンソは優勝を獲得した。

■スクーデリア・フェラーリ
フェルナンド・アロンソ 決勝=1位
 僕にとって忘れられない一日になる。今の気持ちを正確に表現する言葉が見つからないよ。自分の国での優勝は、言葉では言い表せない感情をもたらす。2006年バルセロナでの勝利のことは今もはっきり覚えているし、今日バレンシアでこの素晴らしいチームと共に勝てたことは本当に嬉しい。今、スペインが厳しい時期にあるだけになおさらだ。ナショナルフットボールチームやナダルの勝利とともに、スポーツが皆を笑顔にすることができるかもしれない。それは素晴らしいことだ。

 スローダウンラップで止まったこと? 何が起きたか分からないけれど、(マシンにトラブルが起きた)タイミングはよかったね。グランドスタンドの前だったから、ファンの皆と一緒にお祝いできたんだ!

 スポーツは、浮き沈みがあり物事はあっという間に変化するという教訓を常に与えてくれる。昨日は予選Q3に進出できなかったけれど、今日は優勝することができた。つまり、チェッカーフラッグを受けるまでは、絶対に諦めてはいけないということだ。

 ファンの皆にいいプレゼントをすることができた。彼らは遠くからやってきて、車の中で寝たり、この焼けつくような暑さの中、グランドスタンドにいてくれた。

 スタートではポジションを上げるのは楽ではなく、ターン4でブレーキングを目いっぱい遅らせて、アウト側のラインをキープした。そこから戦いを始めた。セーフティカーの後、表彰台が可能かもしれないと考え始めた。グロージャンにアタックし、彼を抜くことができた。でも接触したので、ダメージを受けたのではないかと心配した。コーナーをふたつみっつ抜けた後、すべて問題ないと分かり、ほっとした。

 ベッテルがリタイアして、トップに立った時、タイヤが最後まで持つよう祈った。常にエンジニアに話しかけ、彼は後ろのドライバーたちと同じペースで走っていると教えてくれた。最後にはもうタイヤはあまり残っていなかったけれど、カナダと違って他のドライバーたちも同じ状況だった。

(レースエンジニアの)アンドレア・ステラと一緒に表彰台に立てて感激した。彼はミハエル(・シューマッハー)やキミ(・ライコネン)とも過去に一緒に仕事をしていたんだ。グリッドポジションを考えれば全く予想外の勝利を、彼は一番いい形で祝うことができたね。

 昨日のことを考えると、やるべき仕事はまだまだ多いことははっきりしている。その点は、僕ら自身にもファンに対しても、正直にならなければならない。今年のタイトルを勝ち取るために全力を尽くしていくけれど、僕らのマシンはまだ最速ではない。できるだけ早くこの目標を達成するためプッシュしていかなければね。

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