フェラーリは、F1イタリアGPの予選で10番手に終わったフェルナンド・アロンソのマシンのリヤエンドにトラブルがあったことを明らかにしている。
アロンソは、初日のフリー走行でトラブルに見舞われたものの、予選Q1とQ2をいずれもトップタイムで通過するなど、Q3ではポールポジションを狙うマクラーレン勢の最大のライバルになると思われていた。
しかしアロンソのQ3タイムは、ポールを獲得したルイス・ハミルトンから1.6秒も遅いタイムで、結果も10番手に沈んだ。
予選後、アロンソは次のようにコメントした。
「今日はポールが取れたと思う。でも実際には10位に終わった。マシンがとても強力だっただけに本当に残念だ。ーートラブルは明日には修復されるだろう。ーーこの2日間にさまざまなトラブルが起きたこととマシン開発を急速に進めたことは関係ないと思っている。限界までプッシュしているパーツに関するトラブルではないからね」
テクニカルディレクターのパット・フライは、リヤのアンチロールバーに関するトラブルだったと明らかにした。
「今日の午後、フェルナンドのマシンに起こったことには非常に失望している。Q3の始めにリヤのアンチロールバーに関するトラブルが起き、彼は十分なアタックラップをできなかった」
「残念だ。フェリペ(・マッサ)がポールからコンマ数秒差の3番手につけたことから、我々には地元ファンの前で素晴らしい結果を残すことが可能だったからね」
10番グリッドから53周の決勝レースに臨むアロンソは「できるだけ多くのポイントを取ることを目指す」と語っている。