MEDIA RELEASE

2011年10月9日\t

「PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ」
新体制のレースは10位入賞

 2011年SUPER GT第7戦は、10月1~2日に肌寒い大分県のオートポリスにおいて250kmレースとして開催され、「PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ」は、予選11位から山岸大がオープニングラップで10位に上がると、安定した走りで新加入のカルロ・ヴァン・ダムにつなぎ、10位を守りチェッカー。今季4回目の入賞を果たした。

 オートポリスは国際レースも開催される九州唯一のGTサーキット。広大な阿蘇外輪山に位置しアップダウンに富みヨーロッパのコースのような雰囲気も持つ。また後半には富士のような上りのテクニカル区間もありタイヤに厳しいサーキットでもある。昨年はシリーズが開催されなかったため、2年ぶりのSUPER GT開催だ。また今回はハンディウェイトが従来の半分の「獲得ポイント×1kg」となったため、搭載するウェイトは21kg。各車のウェイト差が縮まったこともあり、拮抗したレースが予想された。

 新加入のヴァン・ダムは、オランダ出身の25歳で、2008年全日本F3選手権チャンピオンという実力派ドライバー。セッティング能力にも長け、来年を見据えたチーム体制の強化を図るための起用となった。1日朝の公式練習で初めてフェラーリF430 GTCをドライブしたヴァン・ダムは12番手のタイムをマーク。スキル面でも大きな問題はなさそうだ。

 爽やかな秋晴れとなった午後の公式予選1回目、GT300の専有走行枠ではヴァン・ダムがアタックを担当。しかし夏場に性能調整を受けたJAF-GT勢のタイムには及ばず11位で、残念ながらトップ10台が出走できるスーパーラップへの進出はならなかった。

 肌寒い曇天となった2日は2万3,500人のファンが朝早くからサーキットへ詰め掛けた。14時に決勝レースがスタート。スタートドライバーを務めるのは山岸で、オープニングラップで1台をかわすことに成功。さらに10周目あたりからGT500が周回遅れを出し始めると、随所で複数台とのバトルとなりなかなか順位を上げることができない中、堅実に順位を守って周回した。

 山岸は21周でピットインしてヴァン・ダムに交代。多くのチームがピット作業を済ませた29周目にヴァン・ダムは12位を走行。そして34周目にはポイント圏となる10位に復帰した。直後に#86ランボルギーニから猛追を受けるも無理なバトルを避け10位をキープ。その後は前後の車両とも距離があり順位の変化なく10位でチェッカー。課題も見つかったが、ヴァン・ダムの高い順応性と可能性が確認できる収穫あるレース内容となった。

山岸 大 「今回のレースでハンディウェイトが半分になることで苦戦が予想されましたが、その通りの結果となりました。オートポリスの走行データが全くない中でポイントを獲得できたことは、次のレースへつながる結果だと思います。ヴァン・ダム選手も走るごとに速さを増しているので、最終戦が楽しみです」

カルロ・ヴァン・ダム 「自分にとって初めてのチームとマシンの経験でしたが、積極的なアプローチができました。オートポリスはマシンとタイヤにとってとても厳しいトラックでしたので、安定した状態を保ってラップすることは難しかったです。そんな厳しい状況でポイントを稼ぐことができたことは良かったし喜んでいいと思っています。次のもてぎ最終戦を走れることをとても楽しみにしていますし、もっと上位でフィニッシュすると決めています」

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