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スーパーGTニュース

投稿日: 2011.05.06 00:00
更新日: 2018.02.16 02:10

イカ娘フェラーリ、開幕戦で11位完走も速さを見せる


「PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ」
2011年開幕戦で11位完走も速さを見せる!

 2011年SUPER GTシリーズに参戦する「PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ」は、4月30日~5月1日に富士スピードウェイで開催された第2戦(開幕戦)で、予選2番手をゲット! 雨模様となった決勝レースはタイヤ選択の失敗、さらにアクシデントに遭遇し、入賞まであと一歩の11位完走となった。

 東日本大震災の影響で年間スケジュールが変更され、今回の第2戦が開幕戦となった。富士スピードウェイはF1日本GPが開催されたこともある国際コース。1.5km近いストレートを持つ世界屈指の高速コースだが、コース終盤は一転、コーナーが連続するテクニカルセクションのためコース攻略が難しい。富士山を望む30日朝に行われた公式練習で、今年チームに加入した山内英輝がトップタイムを記録して場内をアッと言わせた。曇天となり西からの突風が吹く午後に行われた予選1回目では6位に入り、トップ10が1台ずつのタイムアタックを行うスーパーラップへの進出を決定。そしてスーパーラップでは山内が3位のタイムをマーク! 場内がどよめくほどだった。さらに予選終了後、トップタイムを記録した車両に違反が見つかり、予選順位は1つ繰り上がり2番手となった。

 雨となった1日の決勝レースだが、そんな中でも大勢のファンが「PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ」の応援に駆けつけた。チームは雨が弱くなると予想して浅い溝のタイヤを選択。しかし雨は逆に強くなり、スタートドライバーの山内は思うようにペースが上げられず順位もダウン。たまらずピットインして深い溝のタイヤに交換した。しかし直後、GT500クラストップの車両を先に行かせようと進路を譲ったが、その車両が水に乗ってスピン。山内に体当たりを食らわせたのだった。幸い車両にダメージはなく、山内は我慢強い走りで順位を10位まで上げて山岸大に交代。

 14位でコースに戻った山岸は、大雨でいつどこでもスピン、コースアウトしかねない状況で慎重に走りながらもポジションを入賞まであと1歩となる11位まで上げた。ところがさらに雨が大降りとなり、これ以上の走行は危険と判断されレースは打ち切り終了。今回は残念ながら「PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ」初陣のポイント獲得はならなかったが、速さを見せられたレースとなった。


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