イギリスの名門チーム、フォーテック・モータースポーツが、2014年からAUTO GPへの参入を検討していることが明らかになった。
元レーシングドライバーのリチャード・ダットン率いるフォーテックは、現在イギリスF3選手権をはじめ、FIA F3ヨーロッパ選手権、フォーミュラ・ルノー3.5、フォーミュラ・ルノーNEC(ノーザン・ヨーロピアン・カップ)、フォーミュラ・ルノー2.0ユーロカップ、フォーミュラ・ルノーBARC、さらにイギリスGT選手権およびブランパン耐久シリーズでメルセデスを走らせるなど、国内外で幅広いレーシング活動を行っている。
また昨年には、今季ザウバーのリザーブ兼テストドライバーを務めるロビン・フラインスを擁し、フォーミュラ・ルノー3.5のタイトルを獲得した。
ダットンは、F3の前チームマネージャーでシニアエンジニアのミック・クーロスが新たなカテゴリーへの参入に向けて動き出していると語った。
「ミックが新たなビジネスを模索しており、次に取り組むのはおそらくAUTO GPになるだろう」
「フォーミュラ・ルノー3.5で2つのチームを運営したいが、それはできない。次に最も考えられるのはGP2だが、シリーズはあまりにコストがかかるため、それをするつもりはない。だが、AUTO GPは可能なレベルだ」
「ちょうど今、それ(AUTO GP)に向けた準備を始めているところだ。我々には、本拠地同様に改装した新しい工場があり、AUTO GPとGTのマシンがこの新しいユニットに収まることになる」
チームは、昨年と今年、フォーテックでF3を戦っているブラジル人ドライバーのピポ・デラニをAUTO GPで起用する意向を明らかにしている。