昨年に引き続き8月末で最終戦を迎えるインディカー・シリーズだが、2016年はタイトなスケジュールを止め、シーズンを長期に行うことを予定している。
長いオフシーズンを経て、今季は3月29日にセント・ピーターズバーグで開幕戦を迎え、8月30日にソノマで最終戦を行うスケジュールで開催されているインディカー。
シーズン中は毎週のように走行がある過密日程で行われているが、2016年のカレンダーは、ゆとりのあるスケジュールで組まれるようだ。NOLA戦からトロント戦まで10週連続で働くようなタイトなスケジュールは、チームやドライバー、関係者にとってあまりにもハードすぎると批判が相次いでいる。
インディカーのCEOで親会社の社長でもあるマーク・ミルズは、早期終了するシーズンは、9月以降からTV視聴率が落ちるデータの結果であると語っている。
「我々は、5カ月のスケジュールで行うことを期待していないし、目標という訳でもない。アイデアでは、短く、少ないものではなかった。もしスケジュールを早めにスライドできていたら、実際に有益なテレビ期間に開催でき、前年よりも成長していたかを確認できていたよ」とミルズ。
来季、インディカーは労働者の日(9月の第1月曜日)の週末にボストンでレースを初開催するとすでに発表しており、最終戦としての開催も考慮に入れているようだ。
「来季のシーズンエンドは、スケジュールのスライドがスタートできるかが関係してくる。5カ月のシーズンを行うつもりはないよ。ボストンという新しい最終戦の開催地もあるしね。我々が開催を発表した時、ボストンがフィナーレになる決定は明らかにできなかった。この時点でもフィナーレになるかはわからないが、最終的には完全なスケジュールがでるだろう」