IZODインディカー・シリーズ第4戦・第96回インディアナポリス500マイルレースは14日、プラクティスサードデーが行われ、ジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン)が初日に続いてトップタイムをマークした。
プラクティスは3日目を迎え、多くのドライバーがレースシミュレーションや空力の確認などを行う中、ルーキーオリエンテーションから走行していたニューガーデンがこの日もトップとなる、222.486マイルをマークした。
2番手に続いたのはライアン-ハンター・レイ(アンドレッティ・オートスポート)、3番手にはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)となり、アメリカ人ドライバーがトップ3を占めることになった。
佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)は220マイルに乗せ9番手。「今日も充実した1日でした。コンディションが安定していたので、データをスキャンしてエアロマップを作り上げるため、いくつかの空力セッティングを試しました」と琢磨。
「今日の結果には満足しています。ここ2日半ほど、僕はトウ(スリップストリーム)を使っていなかったので、今日はテストの最後に少しだけトウを使い、ギア比やクルマのフィーリングを確認しました。タイムチャートの結果にはやや恣意的なものが含まれていますが、クルマのフィーリングには満足しています。明日からは、いよいよレースセットアップに取り組むことになります」
この日はまた、グラハム・レイホール(チップ・ガナッシ)がエンジントラブルによりストップする場面も。一方、今回のインディ500にルーキーとして登場したジャン・アレジ(ファン・フォースユナイテッド)は、ようやくルーキーオリエンテーションプログラムを完了した。
「今はファンとの交流など、インディ500を楽しんでいるよ。もちろん、もっとマシンを速くしなければならない」とアレジはコメントしているが、同じくインディ500ルーキーのルーベンス・バリチェロ(KVレーシング)も26番手に沈んでおり、元F1ドライバーたちは苦しい序盤戦となっているようだ。
Practice Day 3 for the 2012 Indy 500