マツダ・ウィメン・イン・モータースポーツに参加している女性ドライバーふたりが、今週末に富士スピードウェイで開催されるスーパー耐久第3戦に参戦することになった。

 『ウィメン・イン・モータースポーツ』は、FIAが積極的に進める女性のモータースポーツ参加促進プログラムで、日本では井原慶子やマツダが『マツダ・ウィメン・イン・モータースポーツ・プロジェクト』を発足。200名を超える応募者から選ばれた26名の女性が訓練を受けている。

 今回参戦するのは、プロジェクトに参加しているYuri Hayashiさんと小松寛子さん。これまでもレース経験のあるふたりは、ここまでのプログラムでともに好成績をマーク。当初、S耐への参戦はプログラムの2016年に予定されていたが、ふたりは訓練の第2回を終えた時点で参戦メンバーに選出された。

 プロジェクトリーダーを務める井原は「このふたりは2回目の訓練の時点で、コース上で安全に運転できる基礎ができていました。もともとレース経験もあり、スーパー耐久の出場条件もクリアしていましたので、彼女たちに今必要なのは実戦だと判断しました。S耐出場により更にスキルアップしてくれると期待しています」とふたりへの期待感を語っている。

 S耐第3戦は訓練最終回と同日程となるため、Hayashiさんと小松さんにとっての訓練は6月の3回目が最終回となった。S耐第3戦では、Aドライバーの関豊とともに、ST-5クラスの117号車ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオGをドライブすることになる。

 マツダのモータースポーツを伝えるニュースサイトMZRacingでは、ふたりにとって最後の訓練にもなった第3回訓練の様子に密着した動画が公開しているほか、ふたりのS耐参戦を伝えるレポート(http://mzracing.jp/news/3298)も公開中。気になる方はぜひこちらもチェックしてみよう。

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