ウイリアムズは、予選後にチームを批判したパストール・マルドナドの主張を否定している。
アメリカGPの予選でQ1敗退を喫したマルドナドは、マシンから降りた後に「何かが変だった」とテレビリポーターに怒りをあらわにしながら語った。
「僕のマシンのタイヤ内圧と温度に関し(チームの)誰かが何かしていると思う」とマルドナド。
しかし、チーフレースエンジニアのシェビ・プホラルは、マルドナドとバルテッリ・ボッタスのパフォーマンスの違いが、コース上におけるタイヤの準備方法にあると述べている。
「ここではタイヤがすべてだった」とプホラル。
「すべてはアウトラップの走り方でうまく進めることもできるし、できなくもなる。非常にグリップが低いからね」
「P3では同じ2台のマシンが非常に接近した状態にあったが、予選では1台のマシンが同じことを達成できなかった。それは単にグリップがどれだけあるかによるんだ」
マルドナドのレースエンジニアを2年間務めたプホラルは、予選に挑む際に両者でタイヤの内圧と温度に違いがあったことを示唆しているが、チームがミスを犯したわけではないと語っている。
しかしマルドナドは、そうした彼らの説明にも関わらず、チームから故意に妨げられた可能性は拭いきれていない。
「(故意の変更が)なされたかもしれないし、なされていないかもしれない。でも僕は(マシンから)こういう感触を受けたことが今まで一度もない」