ウイリアムズは、FIAからエキゾーストシステムのデザインが違法であるとの指摘を受け、今週のバルセロナF1合同テストでその使用を取りやめた。
先週のバルセロナテストで走ったウイリアムズFW35のコアンダトンネルにはふたつのベーンが存在した。これはマシンパフォーマンス向上のために排気を理想的な位置へと流すことを狙ったデザインだった。
FIAは、排気をマシンの空力パフォーマンス向上のために役立ててはならないとして、テクニカルレギュレーションおよびチームに対する指示を通して規制している。
19日、FIAはウイリアムズとケータハムに対し、それぞれのエキゾーストデザインは違法であるとの見解を示した。ケータハムのマシンには排気口後方のチャンネルの中に小さなターニングベーンが置かれていた。
これを受けてウイリアムズは、このデザインを今後も使用するかどうかを検討すると述べていたが、2月28日の走行でウイリアムズはベーンを外していることが確認された。
これは最終的な判断かとの質問に対し、ウイリアムズのチーフレースエンジニア、シェビ・プホラルは次のように答えた。
「モディファイを施してきたが、作業は完了した。これが変更した形だ」