ウイリアムズが2011年にはルノーエンジンを搭載することを検討していると報じられている。他に同じコスワースエンジンユーザーのロータスも、ルノーエンジンへのスイッチをウワサされている。
ウイリアムズとルノーは1992年から1997年に提携し、5回のドライバーズタイトルと4回のコンストラクターズタイトルを獲得、大きな成功を収めている。今季ウイリアムズはコスワースエンジンを使用している。
ルノーは今季、自身のチームに加えてレッドブル・レーシングにエンジンを供給しているが、来季は供給先の拡大を検討しているといわれている。新たな供給先としては、来季参戦を狙うARTグランプリ、今季F1にデビューしたロータス、そしてウイリアムズがウワサに上っている。
ウイリアムズはコスワースに対して不満を抱いているとみられている。また、ルノーの元エグゼクティブ・ディレクター・オブ・エンジニアリングのパット・シモンズがウイリアムズの2011年マシンのデザインに関するコンサルタントに就任するのではとのウワサもある。
ルノーのヘッド・オブ・エンジンオペレーション、レミ・タフィンは、供給先拡大について前向きなコメントをするにとどまっている。
「2011年にどうするのかまだ分からない」と彼はイタリアのアウトスプリント誌にコメントしている。
「しかし我々に2チームより多くのチームをサポートする能力があることは分かっている」
一方、ルノーへのスイッチのウワサの中、ウイリアムズとロータスが、現在のエンジンサプライヤー、コスワースに満足しているとコメントしたとも報じられている。