レッドブル・レーシングのマーク・ウエーバーは、ハンガリーGP後半、インターミディエイトタイヤに交換するという判断は自分自身が下したとして、戦略が失敗に終わったのは自分の責任だと述べた。
レース後半に再び雨が降り始めた際に、ウエーバーはインターミディエイトに交換した。しかしその後雨はすぐに上がったため、ウエーバーは再びピットインし、スリックに換えなければならなかった。最終的にウエーバーは勝者ジェンソン・バトンから50秒近くも離され、5位フィニッシュにとどまった。
レース後、ウエーバーは、結果的に裏目に出たこの判断は自分自身が下したものだと語った。
「コクピットから間違った判断をするまでは、とても楽しいグランプリだったんだが」とウエーバー。
「スリックへの交換に関しては正しい判断をし、うまくいった。でも、インターミディエイトで2周しか走らずに交換したのは完全にまぬけに見える」
「だが、あと3、4分雨が激しく降っていれば、(インターミディエイトへの交換が)正しい判断だった。だから賭けをしなければならなかった。ウエット状態がひどい時にはスリックとインターミディエイトとの差は大きかったからね」
「僕の判断だ。僕が賭けをすることにした。うまくいっていれば、得るものは大きかった。失敗すれば……実際僕はいくつかポジションを失った」
ウエーバーはまた、レース序盤にウエットコンディションだったことも不利に働いたと述べた。
「僕の側のグリッドはすごく滑りやすかった。マシンの滑り出しはまずまずだったが、メルセデス勢や他のドライバーたちは、ぼくより素晴らしいスタートを決めた。レース序盤はそういう展開になったが、その後にいくつか決断を迫られるだろうことは分かっていた。僕自身、正しい決断もしたが、間違った決断もあった」
「自分の決断には後悔していない。これは僕自身の責任だ。チームは今週末いい仕事をしてくれた」