2013年F1第18戦アメリカGPは16日(現地時間)、テキサス州オースティンにあるサーキット・オブ・ジ・アメリカズで公式予選が行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが今季8回目、通算44回目のポールポジションを獲得した。

 ノックアウト方式で行われた予選は、セカンドラウンドのQ2でフェラーリのフェリペ・マッサやマクラーレンのジェンソン・バトン、さらにメルセデスのニコ・ロズベルグといった上位勢が相次いで敗退するなか、中団グループのドライバーたちが健闘を見せた。

 最終ラウンドのQ3には、レッドブル、ロータス、ザウバーの各2台とフェラーリのフェルナンド・アロンソ、メルセデスのルイス・ハミルトン、マクラーレンのセルジオ・ペレス、ウイリアムズのバルテッリ・ボッタスという10台が進出。なかでもウイリアムズのボッタスはQ1をトップで通過すると続くQ2も4番手で一気にQ3行きを決めた。また、欠場のキミ・ライコネンに代わってロータスをドライブするヘイキ・コバライネンも初めてのマシンできっちりとQ3に進んでみせた。

 ポールポジションを決するQ3では、序盤にレッドブル2台を含む5台がコースイン。まずは、マーク・ウエーバーがトップタイムをマークし、ベッテルが2番手、以下ロータスのロメイン・グロージャン、マクラーレンのペレス、コバライネンというオーダーになる。

 セッション終盤に入り、ワンアタックを選んだ残る5台とともに各車がラストアタックをかけると、暫定トップのウエーバーがセクター1とセクター2の全体ベストを更新する走りでトップタイムを塗り替える。
 一方、ただひとりウエーバーに挑むこととなったベッテルだが、最初のセクター1で約コンマ2秒の遅れをとるとセクター2でも遅れてしまう。これでウエーバーの2戦連続ポールは決まったかに思われたが、セクター3で大きくベストタイムを更新したベッテルはコントロールラインでウエーバーを約コンマ1秒逆転し、最後の最後でポールポジションを奪った。

 ベッテルはオースティンで2年連続のポール。ウエーバーは惜しくも2番手に終わったがレッドブルチームはまたもフロントロウを独占。好調同士の争いとなった3番手はグロージャンがニコ・ヒュルケンベルグを退けトップ3入り。メルセデスのハミルトンが5番手、フェラーリのアロンソが6番手で続いた。

 ライコネンの代役を務めるコバライネンは8番手と上々の結果。今回の予選で主役のひとりとなったボッタスは9番手。メキシコからの声援を受ける7番手のペレスと10番手のエステバン・グティエレスもトップ10から明日の決勝をスタートする。

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