エイボンは、2011年からF1にタイヤを供給するようアプローチを受け、現在交渉中であると認めた。ブリヂストンが技術サポートをするというウワサもあり、さらに来季のタイヤは次戦スペインGPまでには決定されるとの発言もなされている。
今季末でブリヂストンがF1から撤退するため、現在FIAは来季からのタイヤサプライヤーを探している。これまでミシュランが有力と見られてきたが、中国GPの週末にエイボンが候補として浮上した。ミシュランはF1復帰に関心を持ってはいるものの、相応の支払いを受けること、単独サプライヤーにならないこと、ホイールリムを13インチから18インチに変更することを条件として提示していると言われている。
F2、F3、A1GPへのタイヤ供給経験を持つエイボンは、先週末のウワサを受けて、声明を発表した。
エイボンのモータースポーツディビジョンは声明において、「F1チームへのタイヤ供給に関してアプローチされた」と認めると共に、「当社は関係者と協議を行っているところである。現段階ではこれ以上のコメントはできない」と述べている。
さらに、ブリヂストンがエイボンに対して技術と人材を提供し、エイボンのF1参入をサポートするのではとのウワサも出てきている。
また、タイヤの決定は次戦スペインGPまでに行われるとの示唆もなされている。
「もう少しはっきりしてくると思う。バルセロナまでには100パーセントはっきりするのではないかな」とフェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリは発言し、あと3週間以内にタイヤの決定がなされる可能性を示した。