バーニー・エクレストンは、F1がコスト削減への取り組みを行うことで、2010年シーズンにはF1チケットの価格を下げることができるだろうと述べた。
「(コスト削減の規則により)我々は(チームのために)それほど多くの金を生み出す必要はなくなる。それによってプロモーターに要求する金額を下げることができ、チケット代は値下げされるだろう」とエクレストンは説明している。
一方、フィナンシャル・タイムズによると、エクレストン自身のサラリーは昨年より15パーセント値上げされており、400万ポンドに及ぶという。フォーミュラワン・マネージメントの役員全員のサラリーは490万ポンドで、そのうちの大部分をエクレストンが得ていることになる。
しかしF1の商業権を所有するCVCの経営状態は健全とはいえないと、フィナンシャル・タイムズは報じている。F1からの撤退を防ぐためチームへの支払いを増額することに同意した結果、F1による損失は3億200万ポンドを超えているという。昨年のホンダの撤退の後にプライズマネーが増額されたが、BMWの撤退を防ぐことはできなかった。
