ピレリは、ヨーロッパGPに持ち込む2種類のタイヤの組み合わせを変更した。
ピレリは当初、市街地コースのバレンシアにミディアムとスーパーソフトの2種類を持ち込む予定にしていたが、ヨーロッパGPのプレビューにおいてソフトタイヤをオプションタイヤとして持ち込むことを明らかにした。
この結果、今週末のバレンシアでは、オプションのソフトとプライムのミディアムという初の組み合わせが実現するだけでなく、3戦連続で隣り合ったコンパウンドが使用されることにもなった。
ピレリのモータースポーツディレクターであるポール・ヘンベリーはヨーロッパGPのプレビューのなかで次のようにコメントしている。
「このコースレイアウトや路面特性、そして非常に暑くなるであろう気候コンディションのため、タイヤの摩耗は非常に激しくなるでしょう。従って、ミディアムとソフトを選択しました。これらのタイヤには充分な耐久性があり、なおかつレース戦略に充分な幅を与えてくれるはずです。両コンパウンドのラップタイム差は1秒ほどになるでしょう」
「PZeroホワイト(ミディアム)については、元々のスペックよりも少し耐久性を高めるために設計を調整しました。スペインGPからPZeroシルバー・ハード・タイヤの設計を変更したことを受けたものです」