オリックス株式会社は5日、MSF株式会社が運営する北海道河西郡更別村にある十勝スピードウェイの遊休地に、最大出力21.0MW(21,027kW)の大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設に着工したと発表した。
1993年に北海道で最初の国際レーシングコースとして誕生した十勝スピードウェイは、全日本ツーリングカー選手権(JTCC)をはじめフォーミュラ・ニッポン、全日本GT選手権(JGTC)を開催した実績もあり、2008年までは国内唯一の24時間レース、十勝24時間も開催されていた。
2009年に運営会社が自己破産したが、モバイルコンテンツなどを手がけるMSF株式会社が十勝スピードウェイの運営を引き継ぎ存続。以降十勝24時間をはじめビッグレースは開催されていないが、走行会やドリフトイベント等独自のイベントを開催し、北海道のモータースポーツファンには重要な拠点となっている。
そんな十勝スピードウェイは、北海道ならではの非常にフラットな立地であり、国内でも有数の日射量があるという。それにともない、MSFが所有する十勝スピードウェイの遊休地を活かす形でオリックスがメガソーラーの建設を計画。5日、工事に着工したという。
サーキットの敷地内に13万枚以上(予定)のソーラーパネルを設置する予定のこの計画は、2014年12月に運転開始予定。年間予想発電量は一般家庭約6,635世帯分の年間消費電力に相当するという。
