SUPER FORMULA Round3 FUJI SPEEDWAY Race Report
2014.7.12~13

LENOVO TEAM IMPUL
No.19 Joao Paulo de Oliveira/No.20 Narain Karthikeyan

オリベイラ、トップ快走も雨に翻弄され優勝逃す
カーティケヤンも一時3位まで順位上げるも無念、7位

 2か月のインターバルを挟み久々のレース開催となったSUPER FORMULA。前戦富士では2レース制の中、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがレース1優勝とレース2を2位で終え、ナレイン・カーティケヤンもレース1を7位にレース2を6位と入賞を果たしランキングもトップとの差を縮めてきています。台風一過で気温が一気に上昇して真夏日となった厳しいコンディションの下、レースは行われました。

7/12(土)公式予選
天候:曇り コース:ドライ 気温:26.3℃ 路面温度:34℃

 午前中から晴天に恵まれていた富士スピードウェイでしたが、予選開始前から曇り空に覆われます。雨の心配はありませんでしたが、気温が若干下降し、ノックダウン予選は14:45からQ1がスタートしました。Q1は20分間で行われました。

 セッション開始直後からオリベイラとカーティケヤン2台ともコースインしてマシンの感触を確かめていきます。プリウスコーナー手前のコースサイドでストップしたマシンがあったため、開始7分で赤旗中断となりますが、残り15分でセッション再開。ピットに戻りタイミングを見計らいながら残り4分を切るところで全車一斉にコースインしていきます。まずはオリベイラが1.24.407のタイムでトップに立ちます。続けて次のアタックで1.24.177をマークして自らのタイムを更新します。しかし直後にタイムを塗り替えられQ1は2位通過に甘んじました。一方のカーティケヤンは1.24.967のタイムで11位でしたがQ2進出を果たしました。

 続く予選Q2は7分間で行われました。15:19に開始、オリベイラとカーティケヤン、LENOVO TEAM IMPULの2台が先頭でコースインしていきます。残り2分を切るところで続々とアタック合戦。オリベイラは1.24.042、続けて1.23.751のタイムで堂々Q2をトップ通過。PP獲得に向けて盤石の態勢を敷きます。カーティケヤンもQ3進出目指してアタックを展開していきますが、1.24.380のタイムをマークするもライバル勢に後塵を拝し、残念ながら今季初めてQ3に進めずに予選を終了してしまいました。11位から明日の決勝を巻き返すこととなりました。

 ポールポジションを決するQ3も7分間のアタック時間。オリベイラはまたも先頭でコースインしていきます。念入りにウォームラップをこなしアタックラップに入るも、コカ・コーラコーナーで若干行き過ぎてタイムロスをしてしまいました。直後のアタックラップで1.23.729をマークしてトップに立つも、No.8 アンドレア・カルダレッリ選手(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)にタイム更新を許し、2位、フロントローからの決勝スタートとなりました。

7/13(日)決勝レース
天候:曇り→雨 コース:ドライ→ウエット 気温:22℃ 路面温度:25℃
決勝レース距離 4.563km× 55laps = 250.965km

 富士スピードウェイは決勝スタート前から雨が降り、ウォームアップラン時にはウエット宣言が出されるなど不安定なコンディションでした。スタート時には雨は上がり、全車路面も乾いたためスリックタイヤでのスタート。14:00にフォーメーションラップがスタートしました。

 オリベイラは2位フロントローから、カーティケヤンは11位からスタート。動きだし絶妙なスタートを決めたオリベイラはPPスタートのNo.8 アンドレア・カルダレッリ選手(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)の前に出て1コーナーをトップ通過。そのまま後続を一気に引き離しにかかります。カーティケヤンは10位にひとつポジションを上げることに成功。3周目には一時9位に上がりますが、4周目には再び10位となってしまいます。

 トップ走行のオリベイラは10周目には2位に+3.224差をつけ、20周目には+5.219差に拡げ、好走を見せます。この決勝日に33歳の誕生日を迎えたオリベイラはなんとしてもバースデイウィンを飾りたいところ。55周周回の半分にあたる22周目から早いところはピットインを始めます。そんな中、カーティケヤンはピット作業を終えたマシンに詰まってしまったNo.1 山本尚貴選手(TEAM 無限)を一気に射程圏内に捉え、ホームストレートエンド1コーナーでオーバーテイク、9位となります。

 オリベイラはペースを全く落とさずに安定した走りで走行。30周目にカーティケヤンがピットイン。続く33周目にオリベイラもピットイン。メカニックはミスない迅速な作業で2台をコースへと送り返します。全車ピット作業を終えトップキープしたままのオリベイラは40周目にこのレースのファステストラップとなる1.24.789をマーク、41周目には2位以下へ+8.014差で優勝に向けてひたすら突っ走りました。

 しかし、44周目に雨が降り始め、徐々に雨量が増えたコース上マシンをコントロールするのも難しくなってくるドライバーも出始めます。この状況の中、2位までポジションを上げてきたNo.36 アンドレ・ロッテラー選手(PETRONAS TEAM TOM’S)に一気に+2秒にまで差を縮められてしまいました。そしてなんとプリウスコーナー立ち上がり、最終コーナーの手前で、クラッシュしていた他車を避けるためラインを変えたところ雨に乗ってしまったオリベイラはまさかのスピン。コース上にストップしてしまい、セーフティーカー導入のきっかけを作り万事休します。

 この間にピットインしウエットタイヤに履き替えたマシンがいた中でコース上にステイする作戦を選択したカーティケヤンは3位までポジションを上げます。53周目に残り3周でレースリスタートしますが、ウエットタイヤ勢に歯がたたず、一気にポジションを下げてしまいます。ウエットタイヤ勢はトップ争いを激化させた中、コース上にステイするのに精一杯だったスリックタイヤ勢の1台だったカーティケヤンは7位でフィニッシュとなりました。オリベイラは7周の周回遅れとなり、リタイア扱いとなりました。

 雨が降るまでは文字通りぶっちぎりのレースを見せていたオリベイラだっただけにこの結果は悔やまれますが、マシンは好調で非常に走りを見せました。カーティケヤンも上位陣に肉薄するシーンも見せて今後の期待を含む内容となりました。次戦ツインリンクもてぎ戦でも予選からトップのみを目指すレースを繰り広げます。今後ともご支援ご協力お願い致します。

監督 星野一義
う~ん、残念だがこれもレース。ただJPと車の速さには自信を持てたし残りのレース頑張っていきたい。ナレインは予選でもう少し前に行きたいな。

No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
僕のミスで勝ちを逃しガッカリしている。金曜日のフリー走行では電気系の不調で走行できなかったので少し不安があったが、土曜日の走行で車の仕上がりに自信を持てた。予選はQ3のアタックラップで失敗し、すぐやり直したがダメだった。でもレースは自信があったしいい展開だったが……。シリーズはまだあるし追いつけると思う。

No.20 ナレイン・カーティケヤン
レース後半雨が降ってきて大変なレースだった。予選では0.2秒~0.3秒最低でも詰めないといけないと痛感している。これから初めてのサーキットやしばらく走っていないコースが続くのでフリー走行での仕事が大切です。

LENOVO TEAM IMPUL 2014年シーズン ここまでの戦績
第1戦 鈴鹿
オリベイラ 予選5位 決勝7位 / カーティケヤン 予選2位 決勝リタイア
第2戦 富士
オリベイラ 予選PP・2位 決勝優勝・2位 カーティケヤン 予選8位・8位 決勝7位・6位
第3戦 富士
オリベイラ 予選2位 決勝リタイア / カーティケヤン 予選11位 決勝7位

ドライバーランキング
オリベイラ5位 / カーティケヤン10位 (第3戦富士終了時点) 
チームランキング
LENOVO TEAM IMPUL 4位 (第3戦富士終了時点)

TEAM IMPUL Next Race Information
SUPER GT 第4戦 7/19(土)~7/20(日) スポーツランドSUGO
SUPER FORMULA 第4戦 8/23(土)~24(日) ツインリンクもてぎ

http://www.impul.co.jp/

本日のレースクイーン

小林琉唯こばやしるい
2026年 / オートサロン
S-CRAFT
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年3月号 No.1617

    [特集│技術系SGT関係者 覆面座談会]
    タイヤワンメイク時代の
    スーパーGTを考える

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円