18日に決勝レースが行われたスーパーGT第5戦インターナショナル ポッカ1000kmで、初めてスーパーGTのレースを戦った『ニッサンGTアカデミー』初代王者のルーカス・オルドネスは、初めてのスーパーGT体験を興奮気味に語っている。
ゲーム『グランツーリスモ』とニッサンがコラボレーションしたユニークなドライバー育成プログラム、GTアカデミーの初代チャンピオンで、ル・マン24時間やブランパン耐久シリーズなどさまざまなレースで活躍しているオルドネスは、ニッサンが今季からスタートさせた世界中のドライバー交流プログラム『ニスモ・グローバル・ドライバーエクスチェンジ・プログラム』で、鈴鹿で初めてのスーパーGTレースを戦った。
3号車S Road NDDP GT-Rに星野一樹、佐々木大樹とともに乗り込んだオルドネスは、事前の公式テストで走行していたこともあり、公式練習からニッサンGT-RニスモGT-Rを駆り安定したパフォーマンスを披露。予選でS Road NDDP GT-Rは星野、佐々木のアタックにより2番手グリッドを獲得していた。
レースでは、途中クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3のトラブルにより導入されたセーフティカーのタイミングもありS Road NDDP GT-Rにはペナルティが課されてしまう。最終的にS Road NDDP GT-Rは9位でレースを終えた。
しかし、そのセーフティカー中にGT-Rをドライブしていたオルドネスは、初めてのスーパーGT体験を大いに楽しんだ様子だ。
「僕にとっては素晴らしい週末だったよ。鈴鹿でNDDP RACINGとともにスーパーGTを戦うことができたんだからね」とオルドネス。
「僕たちが90秒のペナルティストップを受けたことはアンラッキーだった。でも、僕はパフォーマンスには満足しているよ。それに、チームが成し遂げた仕事にも満足している。僕たちはすごくたくさんのブリーフィングを重ねて、すごく誠実に対応してくれたんだ。彼らへの印象も素晴らしかったよ。素晴らしい体験だった」
オルドネスはまた、スーパーGTの雰囲気、そしてGT500とともに戦うレースに興奮したという。
「僕のスティントは、ちょうどセーフティカーが出ていた時だったんだ。レース再開になった時に、僕の後ろにはGT500マシンがたくさんいたんだよ。本当にクレイジーな経験だったよね!」
「この時僕はスーパーGTで最初のレースラップだっていうのに、彼らは本当にプッシュしてきたんだ! こんな素晴らしいレースを経験させてくれたニッサンには感謝しているよ」
「僕たちは表彰台を争うペースがあったし、僕自身のラップも良かったと思う。僕のスキルをみせる機会があって嬉しかったよ。それにファンの皆さん、チーム、そしてスーパーGTというシリーズが僕を温かく迎えてくれた。またスーパーGTに戻ってきたいよ」