レッドブルリンクがオープンし、オーストリアGP復活の気運が高まっている中、F1のボスであるバーニー・エクレストンも将来のカレンダー復帰に前向きなコメントを残した。
A1リンクを買い取り、大掛かりな改修を行ったレッドブルの総帥ディートリッヒ・マテシッツは、今の段階ではレッドブルリンクにF1を呼び戻す計画は持っていないと言われている。
しかし、週末のオープニングイベントに電撃訪問を果たしたエクレストンは、生まれ変わったレッドブルリンクにF1が再び帰ってくるかとの質問に対し、肯定的な意見を述べている。
「(改修は)10年前には終わっているはずだった。雨でも降らなければ、ここが以前と同じ場所だとは気づかないだろう」
だが、オーストリア出身で3度のワールドチャンピオン経験を持つニキ・ラウダは、2003年を最後に遠ざかったF1グランプリが再びオーストリアに戻ることには慎重な考えだ。
「このような施設を再度作り上げたことは、ディートリッヒの素晴らしい業績と言えるが、F1が復活するかどうかを推測するのは時期尚早というものだよ。長い時間がかかるだろうね」
