F1ベルギーGPで、フェルナンド・アロンソと2台並んでのオー・ルージュバトルを繰り広げたマーク・ウエーバーは、相手がアロンソでなければ違った結果になっただろうと振り返った。
2台は、アロンソの最初のピットストップ直後にオー・ルージュの飛び込みでサイド・バイ・サイド状態となり、イン側につけていたアロンソが直前で引いてウエーバーにラインを譲り、前後のフォーメーションでオー・ルージュを駆け抜けた。The F1 Timesは、これを見ていたBBCコメンテーターのデイビッド・クルサードさえも解説室で表情をこわばらせていたと伝えている。
「その周、僕らはオー・ルージュへのアプローチでサイド・バイ・サイド状態になった。ふたりともKERSを使っていた」とウエーバーは語っている。
「接触という選択はなかったが、どちらかが前に出なければならなかった。僕の方がわずかにいいラインを保っていた。最初に引いたのはフェルナンドだった」
ウエーバーは、この状況の相手が経験豊富なダブルワールドチャンピオンでなければ、違った結果になったと信じている。
「彼はワールドクラスのドライバーだ。どこまでが限界かを知っている。それでも一瞬は息が止まったよ!」
「相手が他のドライバーだったら、僕の動きは少し違ったものになっただろう。ただ、今日はそれで済んだが、次のモンツァでは彼がそうする番かもね」