今季はバーニー・エクレストンと契約料が合意できず開催に至らなかったカナダグランプリだが、27日に正式に開催が発表されることとなった。これにより、2010年はカナダGPが再びカレンダーに掲載されることになる。
これはモントリオールのジェラルド・トランブレー市長により記者会見が行われ発表されたもので、契約は5年間、年間1,500万カナダドルの契約となったが、これは当初FOMが要求していた2,000万カナダドルから減額されている。
開催権料はカナダ政府とケベック州、モントリオール市、モントリオールの観光協会で共同で支払われ、政府は開催の見返りとして30%の税収を得るという。
「モントリオール、そしてカナダへのF1の復帰は我々の継続的な努力が証明されたものだ」とトランブレー市長。「このウィン-ウィンの関係は我々の提示した条件と納税者たちの能力に沿ったもので、続く5年間の安定性をもたらすものだ」
「私は我々の中心都市から世界中のファンのためにこの重要なラウンドを復帰させることができたことを喜んでいる」とトランブレー市長は復帰の喜びを語っている。
カナダGPはこの決定によりこれまで同様、モスポートパーク公園内にあるジル・ビルヌーブ・サーキットで開催されることとなった。