IZODインディカー・シリーズに長年参戦し、2013年はKVレーシングでインディ500を勝ち取ったトニー・カナーンが、2014年の所属チームであるチップ・ガナッシ・レーシングで初テストを行った。
セブリング・インターナショナル・レースウェイで行われたチップ・ガナッシのテスト。来季はホンダ・エンジンからシボレー・エンジンにスイッチするチップ・ガナッシは、今回のテストからシボレー・エンジンを使用している。
シボレーのツインターボエンジンを積んだカーナンバー8号車NTT DATAのクルマに初めて乗ったカナーンは、「仕事の初日だよ。だからまだ不思議な感じだね。新しい挑戦にはもちろん興奮しているよ。このチームで走るために学ぶことはたくさんある。それを楽しんでいるんだ」とコメント。
KVレーシングでシボレー・エンジンを使用していたカナーンは、新鮮な情報をチームにもたらしてくれるとマネージングディレクターを務めるマイク・フルは語る。
「ある意味、トニーがすでにシボレーのマシンをドライブしてることはいいことだよ。ホンダ・エンジンとの差にとらわれる必要がないからね。彼はシャシーの開発に集中することができるんだ。長年ホンダエンジンを使用してきた我々チップ・ガナッシ・レーシングにとっては、ちょっと興味深く比較でき、活動的に進んだよ」
「トニーは、彼の過去の経験との比較によって、チップ・ガナッシのセッティングなどがどの部分に立っているか新鮮な展望をしてくれる。今日は我々のマシンのよりよくする方法を理解する大事な日だね」
カナーンは、最初の目標がデータベースを増やすことだと語る。
「長い間を一緒に過ごし、非常に成功したチームだよ。僕が話す以上のことを聞こうとしてくるんだ。僕は彼らのデータベースを増やすことができ、そのために伝えるられることをすべてやっているよ。改善できるものをもたらすことができたら素晴らしいね」
チームメイトであるスコット・ディクソンやチャーリー・キンボールも参加したこのテスト。ダリオ・フランキッティの代わりに最終戦フォンタナに出場したアレックス・タグリアーニもカーナンバー10のマシンをテストしている。