インド人初のF1ドライバーであるナレイン・カーティケヤンは、来季少なくとも3つの新規チームが参戦することにより、自身が再びF1のスターティンググリッドにつけることに大きな期待を寄せている。
カーティケヤンは2005年に当時のジョーダン・グランプリに加入し母国初のF1ドライバーとなると、その年のアメリカGP(インディアナポリス)では、ミシュランタイヤ装着チームによるレースのボイコット騒動もあって自己最高位となる4位を獲得した。しかし、そのシートもこの年限りで失ってしまい、翌年からの2年間はウイリアムズのテストドライバーとして過ごし、その後もスーパーアグリやフォース・インディアのドライバー候補として度々注目を集めたものの、F1への復帰は未だ果たせていない。
カーティケヤンは近年、A1グランプリやスポーツカーレースといった他のカテゴリーに活躍の場を見いだしているが、現在はF1への復帰を真剣に探っていると語る。
「僕はまだ若い。あと数年はF1で活躍出来ると思っている」と32歳のカーティケヤンはIANSに対してコメントしている。
「マネージャーが復帰へのあらゆる機会を探っているところだ。来年は可能性のあるシートが多くあるからね」
「アメリカは不況で資金も少ない。だからアメリカに行って走る予定もない」
