ロータスのチームプリンシパル、エリック・ブーリエは、レッドブル・レーシングは来年に向けてキミ・ライコネン獲得のために積極的に動いているが、彼が残留する可能性は十分あると語った。

 今季初め、レッドブルの来季ドライバー候補としてライコネンの名前が挙がった際、ブーリエは、ライコネンはロータスチームを気に入っており、残留するものと信じていると語った。
 しかしその後、マーク・ウエーバーが今季末での引退を決めたため、ライコネンの移籍の可能性はより高くなってきている。

 F1公式サイトのインタビューにおいて、その後状況は変わったかと聞かれたブーリエは、基本的に変わらないと答えた。

「(ウエーバーが引退を決めたことによって)私が以前話した状況に基本的な変化が起こるとは思わない。レッドブルがキミを獲得しようと積極的に動いているのは事実だ。彼らは彼に対して非常にいいオファーをするだろう。PR活動を減らすとすら言うかもしれない。だが決めるのはキミだ」

 今年34歳のライコネンは引退が遠くないため金銭面の条件を考慮する可能性もあるのではないかとの問いに対して、ブーリエは「もちろんそれは考えられる」と答えた。
「キミの心の中に、次の契約が最後になるという思いはあるに違いない。したがって我々は最終的には金銭的な面も検討しなければならないかもしれない」

 ライコネンに対して提示できる条件として、レッドブルには不可能だがロータスには可能なものは何かと聞かれ、ブーリエは次のように答えた。
「彼はこのチームのこともチームのメンバーのことも気に入っている。彼はここになじんでいる」
「シーズン初めにいいクルマを用意できたとしてもそれを(シーズン通して)維持できるかどうかが問題だが、我々にはそれができることをキミは知っている」
「レッドブルよりかなり少ないリソースで、我々はマシンを開発し、彼らと同レベルで戦っている」
「彼が(チームに)しっくりなじみ、引退後に余裕ができるだけ稼げるなら、なぜチームを出る必要がある?」
「最終的には彼がどうしたいかを我々に話し、我々がそれを検討することになる。我々が柔軟に対応し、ドライバーの話に耳を傾けることを、彼は知っている」

 チーフテクニカルオフィサーであるエイドリアン・ニューエイがレッドブルにとって大きな武器になると思うかとの質問に対し、ブーリエは「思わない」と答えた。

「キミにとって重要なのは、いい環境を手に入れることだけだ。チームごとに違いはあるが、我々はレッドブル・レーシングに対抗できる。キミはこの先10年はいないだろうが、今後数年は残りたいと思っており、楽しみ、優勝を手に入れ、可能であればタイトルを手に入れようとしている」

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