2013年F1ベルギーGPの土曜予選で、ケータハムのシャルル・ピックは22位、ギド・バン・デル・ガルデは14位だった。
■ケータハムF1チーム
シャルル・ピック 予選=22位
土曜日はいいスタートが切れたよ。FP3最初の走行では、マシンバランスが金曜日のどちらのセッションよりも改善された感触だった。特にコーナー半ばでよかったから、コーナーで望んだ位置にマシンをつけることが容易だった。昨夜はダウンフォースレベルも改善したので、全体的なパッケージのフィーリングもよくなっていた。
2回目の走行ではグリップ向上のために小さな変更を加え、それもうまく機能した。それでオプションタイヤを装着したところ、いい状態を維持したままパフォーマンス走行ができたんだ。
予選ではセッション開始直前に雨が降り始めたけれど、それほど酷くもなかったのですぐにインターミディエイトタイヤで出ていった。ウエットコンディションの中、そのタイヤでいいペースを発揮した。
最初の走行は好調で、僕がピットに戻るころには乾いたラインが見え始めていた。残念ながらそこで計測に呼ばれ、スリックで3ラップ走行するために必要な時間を失ったため、チームは2回目の走行もインターミディエイトで走るよう指示したが、これはうまくいかなかった。
ギドがQ2に進出できたことを、もちろんチームのために嬉しく思っているけれど、僕の今の焦点は明日きちんと完走することだ。天候が今日と同じく変わりやすくなるようなので、レースで戦うチャンスがあるはずだよ。
ギド・バン・デル・ガルデ 予選=14位
なんて素晴らしい日だ! 今年2回めのQ2進出を果たし、マルシャの前に出られて、14番手からレースをスタートできるんだ。チーム全体のためにとても嬉しく思っている。
誰よりも早くスリックに履き替えて出て行くというのはかなり勇敢な行動だったし、1周目はだめかと思ったけれど、Q1最後のラップで全てがうまくいき、これまでのQ1最高位でセッションを終えることができた。
エンジニアのファンから自分たちの位置を聞いたときは、本当に信じられなかった。クールダウン走行中、オー・ルージュのてっぺんにいた時に、3番手だって言われたんだ! 自分にとっても、チームや支えてくれた皆のためにも、とてもいい気分だった。
Q2ではドライのままなら14番手を目標にすることにしていて、路面が改善されるにしたがって攻め続けなければならないと知りつつ、ミディアムタイヤで出て行った。もしもうちょっと後から走行を始めていればタイムを少し削れたかもしれないが、現実的に見てQ3進出には足りなかっただろう。だから直近のライバルに0.5秒の差をつけての14番手が目標だったし、皆の努力のおかげでそれが達成できた。
金曜日の夜に皆が仕事を頑張って、マシンにいくつもの変更を施してくれて、土曜日はいいスタートが切れた。バランスもだいぶ改善されたし、金曜日に抱えていたオーバーステアもなくなった。
FP3はいいセッションで、ハードタイヤとミディアムタイヤでの両方の走行に大きな改善が見られた。パフォーマンス走行でもうまくいっていたんだけど、予選ではもっと多くを引き出せると分かっていたんだ。
Q1を3番手で終えられるほどうまくいくとは夢にも思わなかったが、今日のコンディションを完璧に生かすことができた。14番手は、勇敢に立ち向かい、チャンスを逃さなかったことが報われた結果だよ。