ルノーは、新車R30のシェイクダウンをロバート・クビカの手に委ね、大きなトラブルなく順調にテスト初日のプログラムを進めた。チームは初めて2010年スペックの細いフロントタイヤでテストを行った。
バレンシア合同テスト初日の1日、クビカは朝10時に走行をスタート、マシンのチェックと新たなマシンシステムに慣れることに集中して取り組んだ。また、細くなったフロントタイヤのテスト、燃料をたくさん積むことによるブレーキの摩耗状態についてもチェックした。クビカは69周を走行、1分15秒000で8人中8番手だった。
「R30のテスト初日は順調にいった」とクビカ。
「確実に動かすためにチェックすべき点はたくさんあったが、大きな問題なく作業はスムーズにいった。明日はバランスを向上させ、マシンへの理解を深めるための作業を始める。フロントタイヤが細くなったことによるマシンへの影響は大きかった。R30で走ったのは初めてなので、判断するのはなかなか難しいけど、高速コーナーでマシンがよりアンダーステアになるんだと思う」
翌2日もクビカが担当、3日には新人ビタリー・ペトロフが新車初走行を行う予定となっている。