今季F1において最もクラッシュが多いのはロメイン・グロージャンとパストール・マルドナドで、ふたりあわせると63ポイントもクラッシュによって失っているとの試算をドイツメディアが行った。
Auto Motor und Sportは、ふたりがかかわった接触をあわせると今季の接触の50パーセントに上ると報じている。第9戦終了時のランキングでグロージャンは7位、マルドナドは10位だが、もしクラッシュがなければふたりがどれだけのポイントを獲得していたかを同誌は推測し、計算した。
同誌はふたりのクラッシュをリストアップしている。グロージャンは、オーストラリアGPでマルドナドと、セパンではミハエル・シューマッハーと接触し、後に単独でコースアウト、スペインではセルジオ・ペレスと、モナコではフェルナンド・アロンソ、シューマッハー、小林可夢偉と接触した。イギリスではフェリペ・マッサ、ポール・ディ・レスタと接触している。
Auto Motor und Sportの計算では、グロージャンはクラッシュによって合計18ポイントは失ったと考えられるという。これを現在の獲得点数61に足すと、6位のニコ・ロズベルグを上回ることになる。
マルドナドはさらに多くのポイントを失ったと推測されている。マルドナドは、オーストラリアではグロージャンと接触、後に単独クラッシュ、マレーシアではチームメイトのブルーノ・セナと、モナコではペドロ・デ・ラ・ロサと、バレンシアではルイス・ハミルトンと、イギリスではペレスとそれぞれ接触している。
これによって失ったポイントは45点に上るとAuto Motor und Sportは推測、現在の29ポイントにこれを足すと、6位のロズベルグとわずか1ポイント差になる。