元F1ドライバーのデイビッド・クルサードは、インディカー・マシンのスピードを今一度検証するべきだとの考えを示した。
長いキャリアにおいて一度もアメリカでレースをしてこなかったクルサードは、ダン・ウェルドンが命を落とした要因として、過剰なマシンスピードとインディカー自体の安全性があると考えている。
彼は自身のコラムのなかで、ファンにショーを提供するため、225マイル(約362km/h)ものスピードでレースをする必要はないと語っている。
「インディカーで戦っているドライバーに脱帽するよ」とクルサード。
「私もアメリカに家族を連れていき、自分自身のためにレースをすることだってできた。だが、報酬に対するリスクが単に高すぎた」
「F1はまだ許容できるレベルだが、インディカーは安全性に関しておそらく20年は遅れていると思う。今もね」
「一番の理由は単純にいってスピードにある。私の考えでは、ほとんどのオーバルで225マイルも出してレースをする必要はないと思う。ファンを楽しませるためにそうする必要はないよ」
「F1のストリート・サーキットもウォールは近い。しかし、スピードははるかに遅いんだ」