ケータハムのトニー・フェルナンデスは、ルノーと共同開発する新型スポーツカー「アルピーヌ」が、フェラーリやマクラーレンの製造するロードカーとは違い、誰もが手の届くクルマになると語った。
同社によれば、今回のプロジェクトには、ケータハム・カーズをはじめ、ケータハムF1チーム、ケータハム・コンポジット、ケータハム・テクノロジー&イノベーションといったグループ傘下の企業が集結。デザインは、元ロータス社車両デザイナーのトニー・シュート氏が指揮することになっている。
この新型スポーツカーは、2014年に発表予定で、ケータハムとアルピーヌのそれぞれのブランドから発売。ボディスタイルも両ブランドで異なるものになることが明らかになった。
先日、F1チーム代表の座を退くことを明らかにした同グループ会長のフェルナンデスは、新型アルピーヌについて、次のように語っている。
「これは、ケータハム・カーズにとって新たな時代の幕開けだ。我々は1950年代からの実績とモータースポーツの豊富な継承物を持っているが、それ以上に、お客様を笑顔にさせる自動車メーカーとしての経歴がある。私は、この新型車がお客様を笑顔にすることを約束する。この車がケータハム・マジックを集結したショーケースとなり、これまで以上に多くの人々に、我々の信念である手の届く楽しさを提供する」
「ケータハム・セブンは我々のDNAの一部であり、それはこれからも変わらない。我々が製造するこの新型スポーツカーは同様に手ごろな価格になる予定だ。F1では、フェラーリとマクラーレンのみがロードカーを製造しており、それらは非常に高価だ。我々の車では手ごろな価格が重要ポイントとなる」