ケータハムは、2013年型マシンCT03は昨年型を進化させたものだが、シーズン中に大きな変更を行う可能性があると明かした。
CT03の発表会に際し、テクニカルディレクターのマーク・スミスは、2014年に新エンジン規則が導入されるため、今年はCT01のデザインを一新するのではなく、進化させて開幕に臨むことに決めたと述べた。
「2012年のブラジルでランキング10位をもたらしてくれたマシンに数々の変更を加えてCT03をデザインした」とスミス。
「最も顕著な変更はシャシー下部で、サイドポッドが大きくアンダーカットされ、リヤへの空気の流れを向上させている」
また、ディフューザー、エンジンカバーなどに大きな変更が施され、サイドポッドのターニングベーンやティートレーエリアなども改良したと、スミスは述べている。
ケータハムはこのマシンを開幕戦オーストラリアで走らせるが、シーズン序盤にフロントおよびリヤウイング、ディフューザーを新しくする予定だという。
チームプリンシパルのシリル・アビテブールは、シーズン途中に大きなデザイン変更を行う可能性があると述べている。
「新興チームの中のベストというポジションで満足しているわけにはいかない」とアビテブール。
「もっと上を目指す必要がある。もっといいパフォーマンスを発揮できるということを示さなければならない」
「リソースのレベルを考えて、適切なバランスを見つける必要がある。最初のテストにマシンに何を搭載できるか、開幕戦に何を持ち込めるか、2014年に目を向けながらどのように2013年のマシンを開発できるかを考えなければならないのだ」
「自分たちが理解しているものでスタートし、弱点と分かっている部分の改善を行っていこうと考えている」
「昨年型から引き継いだものもある。それは間違いないが、あらゆるものが向上につながっていく」
「ここからスタートして、シーズンの中で、全く新しいもの、新しいコンセプトを取り入れることが可能だ」