昨年のWTCC世界ツーリングカー選手権岡山ラウンドの第2レースで優勝、今季もWTCCインディペンデントクラスでポイントリーダーに立っているトム・コロネルが、WTCCの終盤2戦に出場できることになった。
コロネルは自身のホームページで、終盤2戦の参加を公表。8月にオランダのセアトのインポーターであるポン・カーを母体とするセアト・チーム・ホーランドが、昨今の経済状況から、トム・コロネルのセアト・レオンTFSIを終盤の2戦、岡山とマカオに持ち込まないという決定を下して以来、コロネルは自身でスポンサー活動を展開。これまでもコロネルをサポートしていたマクレガーがタイトルスポンサーとなり、終盤2戦への活動の資金の目途がついたという。
コロネルのセアト・レオンTFSIは、弟のティム・コロネルが国内選手権で走らせているセアト・レオン同様ブルーを基調としたマクレガーカラーに彩られることになる。イモラから岡山への輸送の関係から、イモラ戦ですでにこのカラーリングを施して参戦するとのことだ。
「マカオと岡山で走れないのは本当につらいことだった」とコロネル。「でも、オランダのインポーターであるポン・カーがアジアでの可能性について与えてくれたんだ。それからはサポートの可能性とアイデアについて可能な限りのトライをした。僕らはやり遂げたんだ。もちろん、今はすごく幸せだ」
「特にオッシャースレーベンで僕らは素晴らしい活躍をしただけに、イモラで活動を終えていたらすごくガッカリしただろう。今は、去年素晴らしい成績を収めた日本でまた走ることができる。そしてシーズンの終わりをマカオで迎えることができるんだ。全力でインディペンデントクラスのタイトルを勝ち取るつもりだよ」