ザウバーF1チームは、シーズン後半振るわず、コンストラクターズ選手権でフォース・インディアに6位の座を奪われたことに関し、原因はシーズン中にエキゾースト規制問題が発生した際にうまく対応できなかったことだと述べている。
残り5戦の段階で、ランキング7位のザウバーは、フォース・インディアから12点の差をつけられており、8位のトロロッソは7点差に迫ってきている。フォース・インディアはシーズン後半にパフォーマンスが向上、5戦連続で入賞を果たしているが、ザウバーはこの5戦で獲得したのは3ポイントにとどまっている。
ザウバーチームのボス、ペーター・ザウバーは、開幕戦の失格、モンツァで2台そろってギヤボックストラブルに見舞われたことを嘆いている。オーストラリアGPでセルジオ・ペレスと小林可夢偉は7位と8位でフィニッシュしたが、レース後の車検でリヤウイングのアッパーエレメントに違反が見つかり、両者とも失格になった。
「オーストラリアとギヤボックストラブル、それがなければフォース・インディアより上にいられただろう」とザウバーは語っている。
マネージングディレクターのモニシャ・カルテンボーンは、「私たちは自分たちが犯したミスの代償を支払っているのです」と語った。
カルテンボーンは、ブロウン・エキゾースト規則がシルバーストン以降変更になることが決定し、それが取りやめになった後、ザウバーは開発プランにおいてうまくリカバーできなかったと語った。
「マシンは比較的いいと考えています。私たちは大きな前進を成し遂げました」とカルテンボーン。
「私たちの問題は、エキゾーストが私たちが望んだとおりに機能していないことです。FIAは最初はエンジンマッピング、そしてシルバーストン以降、システム全体を禁止すると言いました。それで私たちは開発をやめたのです。それが今響いています」