ヘレスF1合同テスト4日目最終日、引き続きエイドリアン・スーティルがザウバーC33・フェラーリのテストをを行った。
31日、午前中は雨、午後には曇りで時々小雨が降るという天候の中で、スーティルは69周を走行、1分36秒571で全体の7番手となった。
前日クラッシュしたスーティルは、金曜午後のセッション終盤に最終シケインでコースオフ、赤旗の原因を作っている。
しかし前日に不満を述べていたブレーキ・バイ・ワイヤは満足いく状態になったと、スーティルは述べた。
「ブレーキ・バイ・ワイヤ・システムがうまく機能し、とても満足している」
「たくさんの距離を走破した。それはパワーユニットのテストとして特に重要なことだ。トラブルもあまりなかったが、まだマシンはとても“若い”から、やるべき作業は多い」
「バーレーンではパフォーマンス向上のために作業に取り掛かれるだろう」
ヘッド・オブ・トラックエンジニアリングのジャンパオロ・ダラーラは、ヘレステストの作業に満足感を表し、次回テストではパフォーマンス向上を重点的に行うと語った。
「昨日や一昨日に比べるとマシンは向上した。我々はC33の信頼性向上に集中的に取り組んできて、この4日間で163周を走破した」
「今回集めたデータをこれからの2週間で分析する。バーレーンでの2回のテストには大規模な空力パッケージを持ち込む。それによってパフォーマンス向上に集中するとともに、引き続き信頼性の確立にも取り組む」