ザウバーは、オーストラリアでマシンに違反があったのはヒューマンエラーによるものであり、再発防止のためにマシンの適法性検査の手順を変更したことを明らかにした。
小林可夢偉とセルジオ・ペレスはともに入賞したものの、決勝後、ふたりのマシンのリヤウイングに違反が見つかり、失格となった。
マレーシアGP前の木曜、ザウバーのマネージングディレクター、モニシャ・カルテンボーンは、英AUTOSPORTに対し、問題が起きた原因を突き止め、再発防止策を講じたと述べた。また彼女はオーストラリアでの問題はヒューマンエラーによるものだとも認めている。
「まずは何が起きたのか、そしてどのようにして起きたのかを知る必要がありましたが、私たちはそれを理解しました。その後、適法性検査の手順をチェックし、あのようなことがどういう状況で起こるのかを調べました」
「私たちは測定法を強化し、システムを進歩させるためにいくつか他の測定法も加えました。そのため今は測定方法は適切になったと確信しています」
「デザインにおいてはさまざまなものが関連し合っているので、ひとつの変更あるいはモディファイによって他のものに影響がでる可能性があるのです。ここでヒューマンエラーが起こり、それがシステムをすり抜けました」
カルテンボーンは、テクニカルディレクターのジェイムズ・キーが解任されるのではといううわさを否定した。
「インターネットがどれだけ危険になりうるかという見本のひとつだと思います。全くナンセンスだわ」
キーはザウバーに長期的にとどまるかと聞かれた彼女は「もちろんそうです」と答えた。