ザウバーは、F1開幕戦オーストラリアGPの決勝レースでダブル入賞を果たした小林可夢偉とセルジオ・ペレスのドライビングを高く評価している。
「ほろ苦い週末だったよ」と語るのはヘッド・オブ・トラックエンジニアリングのジャンパオロ・ダラーラだ。
「予選は期待はずれだったが、レースでは真のポテンシャルを示すことができた」
「レースでは、ふたりのドライバーがトラフィックにつかまり、タイヤを最大限に利用することができなかったことで、戦略面においてかなり妥協しなければならなかった。だから、今日これ以上の結果を得られたかはどうかは分からないよ」
「セルジオ(・ペレス)には、グリッドポジションを考慮して柔軟なプランを用意していた。レース前の段階では、1ストップ作戦が機能するかどうか自信がなかったからね。ただ、ポイントを取る方法はそれしかないと思っていた」
「しかしセルジオは、長い時間タイヤを持たせるという非常に素晴らしい仕事をこなしてくれた。レース終盤において、自分よりはるかに新しいタイヤを履くドライバーと戦い続ける彼の姿には感銘を受けたよ」
「一方、可夢偉には“通常”の戦略を指示した。彼はレース序盤にトラフィックで苦しんだが、最終的には素晴らしい結果でポイントを取ることができた」
「確かに、我々は予選のパフォーマンスを改善しなければならない。だが、そこで重要なことは、我々がいいクルマを持っているということだ」