ザウバーがフォーミュラワン・チームズ・アソシエーション(FOTA)を脱退することがわかった。すでにフェラーリとレッドブル・レーシングが脱退の意向を表明している。
ザウバーは数日前にFOTAのメンバーに対して脱退の意志を通知したということだ。チームのスポークスパーソンは、7日、ザウバーはメンバーの立場を継続しないと認め、その理由は「FOTAにすべて説明済みであり、当面明らかにすることはない」と述べた。
さらに、スクーデリア・トロロッソも離脱するのではないかとの推測も持ち上がっている。ロンドンで6日に行われたFOTAの会合にトロロッソの代表が出席しなかったといわれている。
7日に会合欠席について聞かれたトロロッソは、脱退するのかどうかを明らかにはしなかったものの、姉妹チームのレッドブル・レーシングと行動を共にする可能性が高いとみられている。ただ、今のところトロロッソがFOTAに対して脱退の意向を示したかどうかは不明だ。
火曜のFOTAの会合には、残りのメンバー、マクラーレン、ルノー、メルセデスGP、ウイリアムズ、フォース・インディア、ロータス、ヴァージンが参加した。FOTAのスポークスマンは、その会合の内容や結果についてはコメントしていない。
しかし、フェラーリ、レッドブル、ザウバーらが正式に離脱できるのは2カ月後であり、彼らを説得する動きがなされるだろうと情報筋が述べている。
チーム間で意見の一致が見られない、リソース・リストリクション・アグリーメントの問題について、マクラーレン、メルセデス、フェラーリ、レッドブルは、近々話し合いを行うといわれている。